少し前になりますが、11月3日埼玉県にあるとある大学にお邪魔しました。
当日は学園祭が開催されており結構な賑わいでした。沢山の出店がひしめく校内にいると、何やら聞きなれた汽笛が・・・そうです、ここ日本工業大学では本物の蒸気機関車が保存されており今日はその再復活の日なのです!!
ボイラの上部に付いている安全弁から高く上がった煙はまるで復活の狼煙のようです!
先ほどあえて''再復活''と書きました。この機関車は一年半にも渡ってお休みをしていたのです。
ことの発端は昨年のある運行日、いつものように常連さんが機関車を見学していると、本来ではありえない場所から蒸気が漏れていたのを発見しました。そこで精密検査をしたところ、走行系統を担う重要な部分に亀裂が入っていたのです。たちまち機関車は走行不能の扱いとなり、そのまま二度と動かない状態になるかと思っていました。
ですが、ここは日本「工業」大学です。通常の修理とは異なり、ありとあらゆる技術を使うことで鋳物を溶接するという前代未聞の大修復を行ないました。こうして121才のお爺さん機関車は復活したのです。
ここが修理をされたパーツ。走行に重要な部品なのです。専門用語でいうところの「シリンダ」にヒビが入ってしまったことが一番の原因。
この右下の部分がカバーがかかった状態のシリンダ。この底面部分に亀裂が入っていました。こんなところが壊れていたのだから再起不能扱いになっても仕方がなかったですね。それでもこの機関車が復活できたのは、支える人たちの熱意と愛情の賜物です!実は以前の日記にもチラッと試運転の様子をアップしていたのですが、いつもこの場所でお世話になっている友人にはバレていました(笑)
それ以外の日にもごくたまに運行される日があるのでこのページをご参考にしてくださいね。
走る区間は短いですが、その姿は本当にカッコいいですから。
今日はここまで!それでは、また次回~
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えんまさ
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