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2012-12-18

Spyderがきた!!(前編)

こんにちはエンドーです。
今回のテーマは皆さんが(ボクも含めて)知っているようで知らないキャリブレーションツールについての記事を前後編に分けて書いてゆきます。


ご協力をして頂いたのはイメージビジョン株式会社さん、お借りしたのはSpyderSTUDIOです。
ありがとうございます!

「キャリブレーションツール」と言われても、正直ピンと来ない方も多いかもしれません。僕自身もそうですが、普段使っているカメラやレンズ、三脚などといったアイテムには投資をする。けれど、パソコンやプリンター、ソフトウェアに対する意識が低いまま・・・考えてみるとデジタル写真が全盛期なのに、それでは駄目ですよね。今までもったいないことをしていました。
一応、学生時代に勉強したことは覚えていますが、実際に機材を使っての調整は初めてです・・・いや~緊張しますね。では、早速キャリブレーションを・・・とやってみたいところですが、まずはどんな商品が入っているかをご紹介です!

これはキャリブレーションツールの一式が入っているケース。「datacolor」の刻印が重厚感を引き立てます。ジュラルミンケースのような見た目は、鉄ちゃんにとっては親近感のあるイメージです!
この凹凸感もいいですね。つい撮影にも力が入ってしまいます。

それでは中身を見てみましょう!
カポっと開くとツールがキャリブレーションツールがキュっと詰まってます!
左のアイテムは「Spyder4Eliteセンサー」です。右のアイテムは「SpyderPrint色設計」、中央にあるのは「SpyderCube」とクモが仲良く三匹も入っています。



モニタキャリブレーションに使うのはこのツール「Spyder4Eliteセンサー」。一見するとマウスのような形状だったり、鉄ちゃんがみると京成スカイライナーのような形状をしたやつです。真ん中にある目が可愛らしいですね。丸いデザインに愛嬌があります!


詳しい使い方は次回に書きますが、実際にディスプレイ上に配置するとこの状態になります。上から糸を垂らして張り付く姿はまさに「クモ」です。デザインもスリムで良いですね。


カラーマッチングにおいて、もうひとつのキーアイテムとなるのがこの「SpyderPrint」のセンサーです。
先ほどのツールとは違いクビレがあるぶん印象的です。新幹線でいえばE5・E6のような形状をしていますね。

こちらのツールはプリンターが出力をした色見本をセンサーで読みとり、情報をパソコンへと伝えるツールです。詳細な説明は次回にまわしますが、せっかくなので少し内容をさきどりしてみましょう!個人的に今回の作業で最も楽しかった場面を録画してみました。

 
なんだか面白そうじゃありませんか?実に軽快な音です。ただし、慣れていない人がはしゃぎ過ぎてフリーハンドで計測すると正しく読み取れない場合もあるのでご注意下さい。僕も(はしゃぎ過ぎて)何度か失敗をしてしまったので、はじめは同包されているガイドを当てての計測をする方が確実です。
 
 
最後に登場するのは「SpyderCube」です。このアイテムは今回の記事で使い方をご紹介します。
これが何のアイテムかご存知ですか?
 
たまたま部屋に置いてあった、115系のヘッドライトを撮影して試してみましょう!
 

 
このCubeはRAW現像をするときに役立つものです。灰色の部分は反射率18%の標準的なもの。色を扱う上でひとつの基準とされています。いわゆる"ニュートラルグレー"、ホワイトバランスや明るさを決定する要因となります。また白と黒の面をつかうことで、画面内の"ハイライト"と"シャドウ"の基準が求められます。
つまり、このCubeは色と明るさの定規となるものです!画像の中に明確な基準があることで、誰でも簡単に扱えるスグレものです!便利なツールですよ。ちゃんと湘南色が再現されていますね。
 
 
今回は以上です!
後編では実際にモニターキャリブレーションから、カラーマッチングまでを通してトライです。
それでは、また次回~!!
 

We love photograph!
http://v-lamb.blogspot.jp/  
                                   えんまさ

【ご協力】

イメージビジョン株式会社SpyderSTUDIO


カラーマッチング!!(後編) 2013.1.11

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