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2013-07-09

コンデジだからできること

こんにちは! エンドーです
やっときましたね、待ちに待った梅雨明けです。
直射日光が肌に突き刺さる季節です。大きめの帽子を被ってどんどん撮影にいきましょう!!
 
 
さて、今日のテーマはコンパクトデジタルカメラ、通称「コンデジ」です。
いまのコンデジは一眼タイプのカメラと比べても優れている点が多く、扱いも簡単です。
最近サブ機としてコンデジを購入しました。決め手になったのがセンサーのサイズ。
欲しかったのは1/1,7インチ型。あえて小さいものを選びました。
なぜ今になって小さいセンサーなのか。その利点を挙げてみましょう!
 
 
 
一番わかりやすいのが、被写界深度(ピントが合って見える範囲)の深さです。写真をみてみましょう~
 
 

 
この写真の焦点距離はどれぐらいに感じるでしょうか。おおよそ標準レンズの相当の画角ですね。
しかし、実際に使ったレンズの焦点距離は 10.7mm 嘘のような数字ですが、これは小さいセンサーだからこそ出来るワザなのです。少し解説してみましょう。
 
 
 
一般的なセンサーサイズを比較すると

【フルサイズ】>【APS】>・・・>【1.7型】

 
 
それぞれに同じ50mmのレンズをつけたときの画角(写る範囲)はフルサイズ基準で

【フルサイズ】50mm、【APS】75mm相当、【1.7型】233.5mm相当

 
 
つまり、センサーが小さいほど画角が狭くなります。逆に50mmと同じ画角が必要なときは

【フルサイズ】50mm=【APS】33.3mm=【1.7型】10.7mm

あれば十分です。
 
 
 
 
ここから先はレンズのもつ特性の問題です。
広角と望遠を同じF値で撮影したとき、広角レンズの方が被写界深度はより深くなります。
 
 
つまり [センサーが小さいと(広角側のレンズが使え)被写界深度が深くなる]のです
 
 
 
 

 
 
この写真もそう。
水滴を表現するためには、一眼タイプよりもコンデジの方が効果絶大です
手のひらサイズのカメラだって能力を引き出せば、ちゃんと応えてくれるのです。
さらにRAW現像までしっかり取り組むと、良い写真が仕上がります。

 
 

 
 
「コンデジは被写界深度が深い写真を撮りやすい」と書きましたが、ボケを生かした作品もできます。
 
 
コツはピントを合わせたい部分にグッと近づいて、絞りは出来るだけ開放側をつかいます。
コンデジの弱点はすぐに回折現象が起きることなので、それを補うためにも有効な手段です。
そうするとピントを合わせた部分はキリッと表現されます。
 
 
 
 
 
話は変わりますが、センサーサイズの違いはフォーマット(規格)の違いですから、被写界深度の違いはもちろん銀塩時代から存在しています。35mm一眼レフカメラの標準レンズは50mmですが、6×4.5判などの中判は80mm、4×5判では150mmが標準レンズです。
過去に小さいフォーマットのカメラもありましたが、今のコンデジに比べると精度が低く、コンパクトサイズかつ高画質なものは一般に普及しませんでした。ある意味、小さいカメラがこれだけの写真を生み出すのはデジタル技術の恩恵ですね。参考までに110フィルムはフォーサーズとほぼ同じサイズと付け加えておきます。
 

 

 


 


すこし難しい内容ですが、いかがでしたか?
大きな一眼レフもいいですが、性能の良いコンデジもまたステキなのです!
サブ機にしておくのも勿体ないですから、最近は結構な頻度で使っています。


カバンに隙間があれば、いつも忍ばせています(笑)
スっと取り出して、パシャっと撮れるのがいいですね。妙な威圧感もなくなりますし。
これも楽しく写真を楽しむ方法ですね。






今日はここまで!それでは、また次回~



We love photograph!

                    えんまさ


 




 

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