RECENT ENTRIES

2013-03-25

SHIBUYA st

こんにちは、エンドーです。
都内の桜は例年では考えられない早さで開花、今日あたりが見頃でしょうか。この春はとにかく早すぎです。桜前線を追いかけるときは「〇〇線の桜が咲くと次の日は△△線のあのポイントが・・」などとテンポよく撮影したいものですが、今回は情報収集力がキーポイントになりそうです。
 
さて、前回の記事では只見線撮影会のお知らせをさせてもらいました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。ほとんどの方が風景写真・鉄道写真の経験者ということでこちらもより実践的な内容でのレクチャーとなりました。例えば「上級者だからできる日の丸構図、オールドレンズ/現代レンズとセンサーのマッチングを考えた写真」など、普段と違う視点から写真に取り組んでもらえたと思います。充実の2日間でした。
 
撮影会に先立って現地の下見をするため、開催の前日・3/15に奥会津いりをしました。その日は偶然にも東急の渋谷駅が地上での役目を終える日でもあったのです。実はここ一ヶ月、渋谷駅を撮影するため合間を見つけて通っていました。特別な思い入れがあるわけでもなく、それまで数回しか利用したことのない駅でした。
しかし、いざに写真にしてみると建物としての存在感がありすぎて、なかなか思っていたような表現ができず渋谷通いに・・・となりました。最終日には行くことができませんでしたが、そのぶん撮影に集中できたように思います。
枚数は少ないですが、大きめのサイズで観られるようにしましたのでクリックしてみてください。
 
 
 
 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
地下の渋谷は5社が同じ場所を発着する相互乗り入れが始まり、駅は便利になりました。ですが、このホームが無くなってしまうと思うと少しセンチメンタルになります。

3月は寂しい季節でもありますが、春はすぐそこです。
気持ちも新しく切り替えて、また線路ばたに行ってきます。


今日はここまで、それではまた次回~!

We love photograph!

えんまさ



 


2013-03-14

只見のいま

こんにちは、エンドーです。
震災から2年が経ちました。あの災害をきっかけとして、いままで気付かなかったような当たり前の日常が尊いものだと気づいた方も多いはずです。

ですが、2011年の災害は津波や原発だけではありませんでした。福島や和歌山では大規模な洪水が発生し、甚大な被害を受けました。地震の影に隠れてしまいましたが、こちらも事態は深刻だったのです。どちらの現場も少し縁があり、災害が起きてすぐの時期にお手伝いに行きました。
特に只見線は年に数回蒸機が運転され、何度も訪れていた場所だから実際に現場を見たときはショックでした。あったハズの線路が・・・鉄橋が・・・という状態ですから。自然がみせる姿は美しいだけでは無いと初めて肌で感じました。


その沿線でも特に酷かったのはこの鉄橋。本来はダムの真下にあったものですが、大雨によって水位が急上昇してやむなく放水。水圧をモロに受け止め、そのまま流されてしまったようで・・・
この光景を見たとき上手く言い表せませんが、心に何かが"ドーン"と響きました。だって、あれだけ好きだった美しい風景が突如として消えてしまい、目も覆いたくなるようなショッキングな光景へと変わってしまったのですから。この時は泥を掻くくらいでしかお手伝いができなかったので、それも悔しい気持ちがありました。もっと他に手伝えることは無いのかと。


1年半後、SNS上であるコミュニティーに誘われました。
それが「こころを支える只見線」のコミュニティーでした。当初は、いすみ鉄道の近くで写真展を行う目的でコミュニティーが立ち上がりましたが、あれよあれよという間に写真展のオファーが続いています。もしかすると国境を越えての開催なんてことも・・・。なんでも海外の方からも只見線の注目度が高いようで、実際に乗り鉄に来る外国人観光客もいらっしゃるそうです。すごいですよね。


1ヶ月くらい前のことになるでしょうか、
そのコミュニティー内で、「奥会津 麺’sフェスティバル」の案内とともに写真展を開催。そして「只見線撮影会」を行うので、その講師を募集する。とのトピックが立ち上がりました。自分は即座に立候補。柄にもなく"講師"を務めてまいります。

もちろん写真を撮る立場の人間ですから、展示も大事です。ですが、ある意味で展示をするのはプロもアマも関係のない世界です。一方で"写真を教える"となるとそうはいきません。カメラ・写真・鉄道、それぞれの知識を学んでいないと誰かにアドバイスすることはできません。一気にハードルが上がってしまいますよね。だからこそ、喜んでお手伝いさせていただきます。


 
最終的な行程は残雪の状況なども考え、明日のロケハンで決まる予定ですがこの周辺の撮影地をめぐることになりそうです。写真は秋景ですのであしからず。只見線だけあって鉄橋が中心になりそうです。
 

 
もちろん、同時開催の展示の方も全力です。枚数こそ少ないですが、プリントはきっちり仕上げました。上の写真はセレクト候補から外れたもの。最後まで迷いましたが、別の写真を選びました。
もっと喜んでもらえると思います。
最後に案内です。なんでも公式ページにはこの撮影会のことが記載されていないそうなので、こちらに情報を貼っておきますね。「奥会津 麺’sフェスティバル」は今度の土・日に開催されます。週末の予定が決まっていないかた、ぜひ奥会津にお越しください。おもてなしさせていただきます。
 
それでは会津に行ってきます。
 
We love photograph!
http://v-lamb.blogspot.jp/  
                                   えんまさ 

2013-03-01

ぐるっと静岡

こんにちは、またまたエンドーです。
気づけば2月も終わり、今年もあと10ヶ月です。・・・少し気分が早いですかね。笑
そろそろ春の訪れが聞こえて来る季節ですが、裏を返して考えてみると冬が去ってゆく季節でもあります。
太陽の高さも低く、鋭い光が感じられます。静電気を除けば、個人的に最も好きな季節です。
 
そういうわけで「去ってゆく冬」を捉えるため、静岡県をぐるっと回ってきました。
最初に向かった先は富士山と新幹線が同時に撮れる、新富士付近のポイントです。
 
撮影日はちょうど2/23日、富士山の日でした。
快晴・・・まではいきませんでしたが、富士山は姿をくっきり現していました!手前の新幹線は先日デビューしたばかりの「N700A」です。外観上ではN700系と大差ありませんが、ブレーキシステムや振動軽減などが更に進化しています。いちどは乗ってみたいです。
 
撮影は連写を使わない、いわゆる一枚切りです。タイミングさえ掴めれば非常にカンタンですが、カットを撮影するために3時間掛かってしまいました。なんせデビューしたての車輌ですから本数自体が少ないのです。さらに、いつ来るかは運次第・・・のんびりしたロケーションですが、必要以上に神経を使ったため最初のポイントで一気に疲れてしまいました。
 
 
疲れを癒すべく、次に向かったのは天竜浜名湖線の浜名湖佐久米駅。すぐ脇が浜名湖という何とも贅沢な場所に佇む小さな駅です。ここでは冬に現れる珍しい来訪者がいるのです
 
それは「ゆりかもめ」です。冬の間は遠い北の国から群れをなして日本にやってきます。この駅にはある有名おじさんがいるらしく、一日に一回エサを撒いて鳥たちを集めるそうです。ですが到着したときにはその時間も過ぎてしまい、鳥の姿はポツポツ程度に減っていました。駅にいた方にも「もう何日か早かったら、3倍くらいるんだけどね」と言われ・・・う~ん、次の冬への課題ですね。
 
 
その後は佐久米駅から少し東へ移動し、大井川鐵道へ向かいました。 
この路線の目玉は蒸気機関車ですが、ロケーションそのものも良い雰囲気を醸し出しています。
僕は「ノスタルジー」や「レトロ」に対してあまり興味はありませんが、それを抜きにしてもステキな風景が各所に残っています。この抜里駅もその一つです。外はまだ寒いですが待合室にはあたたかな光が差し込んでいました。とにかくのんびりしてます
 
しばらくカメラを構えていると遠くから汽笛が聞こえてきました、
 
今回も何だかんだ言つつ撮ってしまいました。やはり蒸機は撮りごたえがありますね。
夢中になっていると、すっかり日没の時刻です。夜になったので撮影はここまで・・・と言いたいところですが、さらに東に移動です。日付が変わる頃に別の撮影を終え、その日は就寝となりました。

翌朝、目が覚めると天気はまたまた快晴。昨日に増して富士山はバッチリです!
それならばと、他路線で富士山を写すことができる撮影地めぐりです。御殿場線や岳南鉄道で数カットを抑えて、富士急行へと向かいます。普段は午後からこの路線にゆくことはありませんが、順光のみでこの日の富士山を観るのはもったいないな~と思い立ち、半逆光~逆光になる時間帯を狙います。

山頂付近は強風が吹いており、常に雪が舞っていました。これが撮りたくて・・・


2日目の撮影は早めに切り上げようと思いつつ、結局この日も夕暮れまで撮影は続きました。やっぱり楽しいことは止められませんね!!

今日はここまで!それではまた次回~


We love photograph!
http://v-lamb.blogspot.jp/  
                                   えんまさ