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2012-09-19

等倍で見たくなる鉄道写真

こんにちは、エンドーです!
最近は撮影の合間にウェブサイトを作り(作ってもらい?)つつ、過去の写真をセレクト&再RAW現像をする日々が続いております。もともとデスクワークは苦手なものですから、スグに目がしばしばに・・・慣れないものです。
話は変わり先日、上野でGDNなる謎の呑み会がありました。参加者はこのブログメンバーであるYokoyamaさんや鉄道写真家のH田さんとそのお仲間のみなさま方です。画像はありませんが楽しい集まりでした。いつものようにポートフォリオを持参していったのですが、そこでYokoyamaさんから言われたのが「もう少し画質は上げられるぞ」ということでした。
 
そこで目標を立てることにしました。それは当倍でも鑑賞できる画質です。
数年前までは結構カンタンに"等倍で見れる写真"は撮れていたような気がします。
少し撮影設定に気を回せば問題ありませんでした。その最たる要因は画素数がそこそこに抑えられていた点でしょうか。要は拡大をしていったとしても、ブレを確認する前にドットへと分解していたように思われます。
字面だけを追っても難しいのでサンプルの画像を使って解説です。

まずはノーマルな状態。この段階ではブレているかどうかの判断はつきません。
ここから更にアップ!
 
 
これが等倍の切り出し状態です。画像を見慣れている人にはこれでやっと"止まっている"と判断されます。なかなかシビアな世界です(汗) 更にアップいきましょうか!
 
今回は検証のため、等倍以上に拡大です。ここまで来ると輪郭を保ったまま、ジャギーが出ていることが確認できます。これが当倍で見れる写真の基準かもしれません。ここまで追い込むと画像は大きなサイズにプリントをしても美しい仕上がりになります。
 
このサンプルは1200万画素ものなので、あまり難易度は高くありません。したがって許容範囲も広いです。
しかし、現在わたしが使っているカメラは3600万画素!いままでのカメラとは比較にならないほど許容範囲は狭いです。個人的な感覚としては数年前までのダイナミックレンジの狭さに近いものがあります。。。こちらもサンプルを使って解説してみましょう!

こちらは1/200秒で流し撮りをしたものです。ここまでは上の写真と変わらないですが・・・
 
この時点でもうアウトです・・・(泣) 下の部分は同調していますが、ライトの部分は解像していません。
もちろん画素数以外にも前のカメラの方がファインダーが見易く、被写体を追いかけやすいという違いはあるのですがそれにしてもシビアです・・・。近い部分でも微妙に見かけの速度は異なるため、その差が顕著に出てしまいました。以前のスキルでは通用しない領域となりました。おそるべし高画素です。

このままブレの写真で終わるのは格好が悪いので、最後に自分が持っているキングデータを紹介します。
機材は3600万画素+単焦点50mm (NikonD800E+Carl Zeisss Planar 1.4/50) 絞りは8.0です。

 こちらも全景から。もちろんこれではわかりませんが・・・
 
 等倍にアップしてもこのクォリティーを維持しています。シャープネスは0でもクッキリ解像しています。
今度は動いている被写体にもこれくらいの精度が出るようにスキルを磨いていきたいですね。カメラが良くなってゆくにつれて人間そのものも頑張らないといけません。これは追い撮りテクニックを更に磨いてゆく必要がありそうです。

今日はここまで、また次回~!!

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http://v-lamb.blogspot.jp/                          えんまさ

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