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2012-07-19

夏っぽい写真など

私が熱で寝込んでいる間に関東では梅雨明けしたのでしょうか?多分したのでしょうね。日本の夏と言えば湿度が高くてもわんとした感じですが、今年は日差し自体がリアルに熱すぎるような気がします。さすがに昼間はあんまり外で何かする気にもなれない感じですね。今日は夏っぽい写真でお届けして参ります。

バリ島:ビーチ

バリ島へ行った時の写真ですが、これらは2007年に撮影したものです。もう5年程前ですね。当時は600万画素のデジタル一眼レフが主流でしたのでこれらもNikon D70sで撮影したものです。RAWで撮影してありますので今回の記事用にSILKYPIX DSP5で再現像してみました。

バリ島:ざる

これを撮影した当時のSILKYPIX(バージョン2.0だったかな?)と比べて現行のDSP5では色の再現性とかハイライトの階調性とかが良くなっていますのでとても簡単に調整できるようになった気がします。SILKYPIXは機能が増えていない部分でもだいぶ内部的には代々改良されてきていて、結果的にあんまりエグい調整を施さなくても画が決まりやすくなってきています。これはカタログスペックに載らない改良点なんですけどね。

バリ島:VWビートル

それと、当時と今で自分の仕上げ方の好みなども若干変わって来ている所もあり、RAWで撮影しておけば、その時のトレンドに合わせて1から調整しなおせるので自己満足度も高いです。
そう言えば2007年位のデジタルカメラの画作り(JPEG)ってコンシューマ機は各社派手目な傾向だったような気がします。当時の空気感としては「目指せポジフィルム」的な雰囲気だったような気がしますね。そのため、鮮やかな被写体でWBがずれたりすると色飽和が起こりやすく、同時記録のJPEGは少し彩度やコントラストを落として使っていた記憶があります。懐かしい・・・。

バリ島:雑貨屋

バリ島の町の中は結構鮮やかな小物類が多く楽しいですがその分当時はプリントに悩まされていました。モニターもプリンターも色域狭かったですしデジカメもセンサーレベルのダイナミックレンジ(リニアリティ?)が今ほどでは無かったのでどうしても鮮やかな部分ではべったり潰れる傾向がありました。


バリ島:ハイビスカス

グレー軸の歪みに関して、当時から一眼レフに限って言えば結構優秀であんまり歪んでいる機種とは出会った事がありません。グレー軸って何?って事なのですが簡単に言ってしまうと写真の中の色のムラの原因となったりするものです。例えばグレー一色の壁を写したとします。それを画像で見た時に右と左でいろが違うとかそういう現象が写真の色全体にも影響してしまうんですね。そうするとフォトレタッチで部分的に補正していくしかなくなって困った事になります。携帯電話のカメラなどでは今でもたまに見かけるかも知れません。

バリ島:ブリキの何か

個人的にRAW現像で面白いと思うのは過去のデータを今の好みや技術で再現像できる所にもあります。当時現像されたものと比べて自分の好みがどう変わっているのかなど地味に一人で考察したりしてる訳です。それと好みが変わっているのでセレクトする写真なんかも変わってたりして、暑い日はそんな感じでRAW現像でもしながら思い出を振り返ってみましょう。

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